高市政権に初めて言及、日本の「右傾化」に関心(2025年10月26日~11月1日)
2025年11月4日
北朝鮮の崔善姫外相は10月下旬にロシアとベラルーシを歴訪した[プーチン露大統領と握手を交わす崔外相=2025年10月27日、ロシア・モスクワ](C)EPA=時事
10月30日付第6面には「日本政界の動きは何を示唆しているのか」と題する論評記事が掲載された。李学男(リ・ハクナム)記者による署名記事で、高市早苗氏の総理総裁就任を初めて北朝鮮メディアが報じたのである。石破茂総理の辞任表明に伴って自民党総裁選挙、首相指名選挙が実施されたことに初めて言及し、「権力をめぐる政争によって政局が騒がしくなり、そのため短命内閣の出現が頻繁な日本では、毎度のことなので特に目新しいものではない」としつつ、公明党の連立政権離脱などにも触れて高市政権誕生の背景を解説した。
記事では、日本の政治家は「いずれも保守的色彩が強く、右翼勢力を代弁している」ゆえ、「権力の座を占めるかどうかは、誰がより保守的か、誰がより右翼的かによって決められてきた」との独自主張が展開された。高市総理は、「政界に登場した初期から右翼的な発言を繰り返し、人々の間で強硬保守派と呼ばれてきた」「第二次世界大戦期に日本帝国が犯した犯罪行為を美化し、特級戦犯たちはすでに刑罰を受けたのだからもはや罪人ではないと主張し、軍国主義の象徴である靖国神社参拝を正当化した」といった叙述である。
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