高支持率「高市政権」を揺さぶる「維新の内紛」と「共産・公明の共闘」
2025年11月6日
維新内部には、連立入りを主導した藤田共同代表らに不満を抱える勢力もある[記者会見で「税金還流」報道について説明する日本維新の会の藤田文武共同代表=2025年11月4日、国会内](C)時事
公設秘書の会社に約2000万円分の発注
維新・藤田共同代表「法的にはどこから切り取っても適正であるということは確認をしています。しかし、公設秘書が代表を務める会社に発注したという構図そのものが誤解や疑念を招くものであるという指摘や批判に対しては、真摯に受けとめたい」(11月4日の会見)
高市早苗総理の所信表明演説に対する各党の党首らによる代表質問などが始まった
国会論戦初日の今月4日、日本維新の会の共同代表・藤田文武は自らへの“疑惑”に対してこのように釈明した。
事の発端は共産党の機関誌『赤旗』の記事だった。
「維新・藤田共同代表重大疑惑 公設秘書側に公金2000万円」
『しんぶん赤旗日曜版』(11月2日)はこのような見出しで藤田の疑惑を取り上げた。
記事は藤田が自身の公設第一秘書が代表を務める会社に、「ポスター印刷代」や「ビラ印刷費」などの名目で政党助成金等の公金およそ2000万円を支出していたことが判明したなどと報じて、「身内への税金還流」の疑いが高まったと指摘している。
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