長期政権「安倍晋三」「小泉純一郎」が持ち「高市早苗」が持たないもの
2025年11月12日
総理の一連の答弁を見て、政界からは「政権がチームとして機能しているか疑問」という声も上がっている[衆院予算委員会で野党の質問を聞く高市総理=2025年11月11日](C)時事
国会で「台湾有事=存立危機事態」と明言
11月10日月曜日、午前10時前。衆議院・予算委員会はある種の緊張感に包まれていた。
立憲民主党・大串博志委員「撤回や取消しはされないということで、総理、よろしいですか」
高市早苗総理「政府の従来の見解に沿ったものでございますので、特に撤回・取消しをするつもりはございません」
野党第一党の立憲民主党の中でも理論派として知られている大串が取り上げたのは、先週の予算委員会初日(11月7日)にあった台湾有事における「存立危機事態」に関する高市の発言だ。
立憲民主党・岡田克也議員「どういう場合に、存立危機事態になるのかお聞きしたい」(11月7日衆院予算委員会)
立憲民主の岡田克也元外務大臣は、去年の自民党総裁選で高市が「中国による台湾の海上封鎖が発生した場合」について問われた際に「存立危機事態になるかもしれない」と発言したことを取り上げて、認識をただした。岡田の問いに対して高市はこう答えた。
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