今回の調査では高さ50メートル以上の丘が新たに3万個以上確認された (C)REUTERS/Alexandre Meneghini

[ワシントン発/ロイター]研究チームは、最新の高分解能衛星観測データと、氷床表面の特徴から氷床下の地形や状態を推定する「ice-flow perturbation analysis(氷流摂動解析)」と呼ばれる手法を用い、南極大陸全域の地図を作成した。今回の地図は、これまで未踏だった地域も含む。また、今回初めて、数万の丘やその他小規模な地形が映し出された。

「南極の地盤の形をなるべく正確に把握することは非常に重要だ。地盤の形は、氷の流れに対抗する摩擦に影響を及ぼす。南極の氷が海へ流れて溶け、どれほど海面上昇に寄与するかを数値モデルで算出するには、摩擦を考慮する必要がある」と英エディンバラ大学の氷河学者で、研究チームを率いたロバート・ビンガム氏は述べた。

 研究は、学術誌『サイエンス』に掲載された。研究チームは、かつてないほどの精度で氷床下の地形をマッピングすることに成功した。今回の調査では、高さ50メートル以上の丘が新たに3万個以上確認された。

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