寿命は半分、遺伝で決まる
2026年2月14日
(C)REUTERS/Willy Kurniawan
[ワシントン発/ロイター]学術誌『サイエンス』に掲載された新たな研究で、イスラエルなどの研究チームは、これまで想定されてきたよりも遺伝子が大きな役割を果たしていると発表した。研究では、ヒトの寿命の50%が遺伝子によって決まると推定。先行研究の推定値の約2倍にあたり、実験動物の寿命に関する研究結果とも近い。
「寿命はライフスタイルや遺伝子など、間違いなく多くの要因によって決まる。偶然性も重要な役割を果たす。遺伝的に同一で、同様の環境で育った生物であっても、異なるタイミングで死亡することがある」とイスラエルのワイツマン科学研究所の博士課程学生で、論文の筆頭著者であるベン・シェンハル氏は述べた。
「今回の研究では、人と人との違いのうち、どの程度が遺伝によって説明できるかを理解しようとした。長寿の要因を『遺伝』と『それ以外』に分けた結果、『それ以外』は全体の約50%を占めることが分かった」(シェンハル氏)
いくつかの先行研究では、主に19世紀に得られたスウェーデンとデンマークの双子のデータが分析されてきた。だが暴力や事故、感染症など、体外で生じた原因によって説明される死(外因死)が考慮されていなかったため、遺伝の役割に関する結果が歪んでいたと研究チームは指摘する。
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