月での長期滞在に向けて「月の土」でヒヨコマメを栽培
2026年3月22日
月の表土を再現した模倣土を含む土壌で育てられているヒヨコマメ[2026年3月5日、アメリカ・テキサスA&M大学](C)Jessica Atkin/Handout via REUTERS
[ワシントン発/ロイター]研究チームは、米航空宇宙局(NASA)のアポロ計画で半世紀以上前に持ち帰られた月のサンプルをもとに、「月の土」を再現した模倣土を使った。模倣土を主成分とする土壌でヒヨコマメを育てたところ、収穫できるほどに成長した。
栽培されたのは「マイルズ(Myles)」と呼ばれる品種。テキサスA&M大学で、温度と湿度が調節された栽培室で育てられた。研究チームは、植物に有益な菌類で種をコーティングし、スペース・リソース・テクノロジーズ社(米フロリダ州)が製造した模倣土と、ミミズが有機廃棄物を分解するときに得られる堆肥を混ぜた土壌に種を植えた。ミミズの堆肥は養分が豊富である。
その結果、土壌中の模倣土の割合を75%まで上げた場合でも、収穫ができるヒヨコマメを育てることに成功した。模倣土の割合を高めると収穫できる豆の量は減ったが、豆の大きさは変わらなかった。一方、模倣土100%の土壌で栽培されたヒヨコマメは、花も種子も育たず、早いタイミングで枯死してしまった。
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