北朝鮮がイスラム過激派の自爆テロや簡易爆弾(IED)技術を研究している兆候がある。 米国防総省のIED対策担当者は十月末、下院軍事委員会小委員会で証言し、パキスタンでイスラム原理主義過激派が使用したIEDについて北朝鮮が強い関心を示し、自国の専門家を最近パキスタンの首都イスラマバードに派遣したと述べた。 一方、イスラマバード在住の複数のジャーナリストがパキスタン軍の内部情報として語ったところによれば、十月初めからパキスタン陸軍のテロ対策関連施設に北朝鮮の軍人グループが頻繁に出入りしている様子が目撃されているという。 北朝鮮の特殊作戦部隊に所属する将校らは、パキスタンとアフガニスタンの国境地帯で押収されたイスラム過激派のIEDについて、パキスタンのテロ対策専門家から詳細な説明を受けた上、実際に使用するための訓練を受けたようだと、これらのジャーナリストは語っている。 さらにパキスタンの現地メディアによると、北朝鮮はイスラム過激派による自爆テロの関連資料を提供するようパキスタン側に要請したという。北朝鮮が自爆テロの実行部隊をつくろうとしているという情報もある。

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