中国の主要都市を舞台とした北朝鮮の秘密工作の一端が、明らかになった。

 日本の治安当局によると、工作活動は、北京、瀋陽、香港、マカオなどを拠点として展開されており、女性工作員がその主役を演じているという。

 彼女たちは、主要都市のレストランやカラオケ店などの飲食店を中心に偽装就職。日本、韓国や欧米などの政府関係者、企業関係者からの情報収集を主な任務にしている。特殊任務に就いている非公然の工作員も含めれば、その総数は八百人に達しているとみられる。

 任務を統括しているのは朝鮮労働党内の作戦部だといわれており、有名大学出身の女性を厳選して登用している。工作員の教育機関は中国国内にも設置されており、その拠点は現在は瀋陽に置かれているという。瀋陽は、一九八六年に北朝鮮が初の総領事館を開設した都市だ。

 前出の日本の治安当局は、北朝鮮の秘密工作に、中国サイドが何らかの関与をしている可能性は濃厚と分析。北朝鮮の二番目の香港総領事館が、二月中にも業務を開始する予定になっていることから、警戒を強めている。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。