クリントン大統領が任期中に北朝鮮を訪問する可能性が現実化し、退任後のクリントン大統領の動向について、関心が集中している。 ワシントンの韓国問題専門家は押し並べて、任期中の北朝鮮訪問に固執しているのは「北朝鮮ではなく、大統領自身」と話し、中東問題解決に失敗したクリントン大統領が、任期中の外交的成果として朝鮮半島問題を選択。平壌訪問まで決定することになったと分析した。 クリントン政権で政治顧問を務めたことのあるディック・モリス氏は、「喩えて言うと、クリントン大統領にとっての朝鮮半島問題はアイルランドと共にハート、つまり心情的なもので、これは頭脳の中東問題、拳のボスニアとリビア問題とは対照的だ」と話す。 韓国の情報関係者は、「退任後民間人となったクリントン大統領は、金大中大統領の太陽政策を発展させるための良きパートナーになろうとしている。金大中大統領の周辺組織は、既に退任以後のクリントン大統領と協力する可能性について研究を始めている」と言う。この関係者は、クリントン大統領がカーター元大統領のように退任後外交問題に力を注ぐとみているようだ。

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