(1)児童数は増えているか減っているか 大都市では越境への制限が緩やかになり、事実上、通う学校を選べるようになった。評判のいい学校への「人口移動」が始まっている。少子化にもかかわらず児童・生徒数が増えている学校は、教育の内容が充実し、教師の意識も高い場合が多い。(2)教頭の対応は親切か 最も大事なのが、自分の目で学校を見てみることだ。まず電話で教頭に学校見学を申し込む。このときの対応、そして、実際に学校を訪れた際の教頭の態度は、重要なチェックポイント。自分の学校に自信があるなら、面倒がらずにきちんと案内してくれる。(3)敷地内に入ったとき、誰かが声をかけてくるか 学校への訪問者に教師や主事が声もかけてこない学校は、教育の面だけでなく、安全面でも問題がある。「こんにちは。どちらにご用ですか」と挨拶されたら合格。挨拶は、危険人物への誰何の役割も果たすからだ。現実には、ろくに挨拶も出来ない教師も多い。(4)児童・生徒は挨拶するか 廊下などですれ違う児童が訪問者に明るく挨拶できる小学校は、教育全体がうまく機能していることが多い。中学校の場合でも、いじめや校内暴力の多い学校の典型的な特徴が、生徒が挨拶をしないことと校内が汚いことだ。

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