韓国政府がアフガニスタンへの特殊部隊の派遣を積極的に検討しているようだ。 在韓米軍を通じて「韓国軍の特殊部隊は山岳戦闘に慣れているため、アフガニスタンでの作戦に適合している」と特殊部隊派遣を非公式に打診されたものの、政府は部隊派遣には慎重と、韓国有力紙はこれまで報じていた。ところが、ワシントンの情報筋によると、「韓国政府が千人前後の特殊部隊をアフガニスタンに派遣する意思があることを伝えてきた」という。米国防総省はこの申し出を歓迎している模様で、「韓国軍特殊部隊のような山岳戦に慣れている部隊は多ければ多いほどよい。派遣も早ければ早いほどよい」という考えを韓国側に示したとされる。 特殊部隊を派遣するかどうかは、十一月十五日にワシントンで開かれる米韓定例安保協議(SCM)で最終的に決まる見込み。いまのところ派遣される特殊部隊の規模は、最小で五百人、最大二千人程度とみられる。韓国はベトナム戦争の際、米軍を支援するために実戦部隊を含む約三十二万人を派遣した。だが、今回はテロリストとの戦争であり、戦闘の長期化も予想される。それだけに国内では波紋をよびそうだ。

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