武装テロ組織アル・カエダが最近、シリアの肝いりで中東のイスラム原理主義組織ハマス、イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラと新たに共闘を組むことで合意したとの情報が流れている。 米情報筋によれば、アル・カエダ、ハマスおよびヒズボラの幹部らがシリアの情報機関の仲介により、三月下旬にレバノンのベイルートで、四月にダマスカスでそれぞれ秘密会合を開催。米国、イスラエルなどでテロ攻撃を実行する場合には、作戦・情報・資金面で相互支援態勢をとることで一致した。 中東で反イスラエル闘争を展開しているハマス、ヒズボラに対してアル・カエダが資金提供することや、両組織がアル・カエダに協力して世界各地での対米テロ作戦に加わることなどが話し合われた可能性があるという。 米情報筋は、三組織が共闘の第一弾として韓国内の米関連施設へのテロ攻撃を計画しているようだと指摘。シリアの情報機関は昨年の米同時多発テロ事件後、「反テロ」で一時米国に協力的な姿勢を見せていたが、三組織の仲介をしたことで、再び米中央情報局(CIA)の強い不興を買っているという。

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