減り続けるボランティア

執筆者:フォーサイト編集部2011年8月1日

 本日の更新記事は、出井康博さんの「まだまだボランティアが足りない」です。ハエ、腐臭、暑さと闘いながら、岩手県陸前高田市のがれき撤去作業を行なった出井さんのボランティア・レポート。がれき撤去には今後も多くのボランティアの助けが必要であるにもかかわらず、その数はゴールデンウィークをピークに減り続けています。

 「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

 「携帯電話・値下げ競争の終焉」(インド):これまで仁義なき値下げ競争を続けてきたインド携帯電話業界で、遂に各社が値上げの動き。不毛な値下げ競争を回避し、収益構造の改善を目指し始めたことは極めてまっとうな経営判断といえます。

 「『東京電力救済』を出発点として、『脱原発』や『電力の抜本改革』を実行できるか?」(行政ウォッチング):菅首相はエネルギー・環境会議で、「脱原発」へ向けた意欲的な課題を数々掲げました。しかし、現在審議が進められている「原子力損害賠償支援機構法案」は、これまでの電力供給体制を護持し、東電を救済する内容。菅首相はこの矛盾を理解しているのでしょうか?

 「パキスタン情報機関、対米ロビイ活動にも関与」(インテリジェンス):FBIはこのほど、「外国代理人」登録をしないままロビイ活動をしていたパキスタン系米国人を逮捕。容疑者が所属するカシミールの組織は表向き米国の資金で運営されていることになっていますが、実際はパキスタン三軍統合情報総局(ISI)によって運営されているとFBIは指摘。ISIによる米政界工作も明るみに出た形です。

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