原発事故は官邸で起きたんじゃない!「専門家の部屋」3本

執筆者:フォーサイト編集部2012年6月11日

 本日の更新記事は、塩谷喜雄さんの「原発事故は官邸で起きたのか?――事故調は『原発サイトの11日間』こそ明らかにせよ」です。東京電力の屁理屈に付き合ってしまった感のある国会事故調。最も重要なのは、震災発生直後の11日間に、福島第一原発で起こったことの徹底解明のはずです。

 「専門家の部屋」では、3本の新エントリ。

 「労組パワー低下『ウィスコンシンの敗北』に落胆するオバマ陣営」(アメリカ、足立正彦さん):ウィスコンシン州知事リコール選挙でわかったのは、労組の政治的影響力の低下と茶会党の底堅いパワー。オバマ陣営に危機感が募ります。

 「双方に笑顔がなかった『中露首脳会談』の読み方」(ロシア、名越健郎さん):プーチン大統領は就任直後の外国政策に関する大統領令で、中国は「対等かつ信頼に基づく戦略パートナー」としましたが、要は対等でもないし信頼関係もないからこんな布告をするということ。背景には「中国への恐怖感」があります。

 「インドに『地方の時代』の予感」(インド、山田剛さん):2011年度のインドの経済成長率は6.5%でしたが、各州トップのリーダーシップにより、多くの州がそれ以上の成長を遂げています。

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