プライベートでも親しく交流があるため、談笑の中にも歯に絹着せぬ指摘が飛び出した(C)KUNIO TAMURA(以下同)

 

 日本初のプロサッカー「Jリーグ」を立ち上げ、初代チェアマンから日本サッカー協会(JFA)会長も歴任した川淵三郎氏(82)。かたや、ゴルフ界のレジェンドとして数々の記録を打ち立てて日本男子初の「世界ゴルフ殿堂」入りも果たし、2016年から日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長を務める青木功プロ(76)。その「キャプテン」と「世界のアオキ」は、実はゴルフを通じて以前から交流があるばかりか、様々な局面で青木会長が川淵キャプテンに相談をする間柄でもある。

 そんな両氏に、新しい年2019年を迎えて、「組織の改革」というテーマで大いに語り合っていただいた。まずはその前編――。

若手選手の危機感

川淵三郎:昨年2018年は、年末に大きな明るいニュースが飛び込んできましたね。米PGAツアーとの共催試合の日本初開催。

青木功:はい。10月に開催する「ZOZO CHAMPIONSHIP(ゾゾチャンピオンシップ)」ですね。賞金総額は国内史上最高の約11億円、優勝賞金も約2億円です。

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