市原から大和くんにプレゼント(筆者撮影、以下同)
 

 ほぼ1年中目まぐるしく動き続ける世界のゴルフ界も、束の間のクリスマス休暇を迎えているが、休暇に入る直前、世界ナンバー2のローリー・マキロイ(30)は、故郷に新たなゴルフアカデミーを創設した。

 北アイルランドのホーリーウッドの町にある「ホーリーウッドGC」は、かつてマキロイの父親ゲリーがバーを開いていた場所であり、マキロイは幼いころから父親の「職場」でもあるそのコースに毎日のように足を運び、ゴルフクラブを振っていた。

「ここは僕が特別な日々を過ごした特別な場所。たくさんのものをもらったこの場所は、僕の出発点です。そこに、お返しをするのは当然であり、大切なことです」

 お世話になったゴルフ場と故郷の町に恩返しをしたい。そんな気持ちから、マキロイはゴルフアカデミーを創った。

「単なる練習場を越えたアカデミーにしたい」

 最新のトレーニング機器を揃えたジム、トラックマン(弾道計測器)やシミュレーターを備えた打席も完備されたこのゴルフアカデミーが、故郷のゴルファーたちの役に立つことは言うまでもない。だが、マキロイ自身が一番気にかけているのは、これからゴルフ界を担っていく子どもたち、ジュニアゴルファーの育成だ。

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