「新型肺炎」習近平政権による「人災」を検証する
2020年2月5日
中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染は、5月ごろまでは続く、と一部の専門家は予測している。
そうなれば、産業は停滞、各国の貿易にも影響し、中国経済、もちろん世界経済にも、負の影響がさらに大きくなる。
中国政府の隠蔽体質は変化するのか。
政治リスクを抑えるためにどのような措置を講じるのか。
国際社会からの不信感をどうはね返すのだろうか。
「内憂外患」と評される習近平政権の今後の動きを探る。
社会の「分断」
感染者の数は中国全土で今月中には10万単位となるだろうと、衛生学の一部専門家は予測している。すなわち、発熱や咳のない無症状の者を含めた感染者の規模は少なくとも4万~5万人、多ければ十数万人、数十万人となるということだ。
そして、欧米ではあからさまな反中感情、中国人排斥、東洋人排斥の様相が一部で表面化しており、さらに悪化する気配だ。
一方、中国国内ではどうか。
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