5年ぶり「朝鮮労働党大会」総括(3)異例の「降格」「抜擢」人事
2021年1月21日
朝鮮労働党は第8回党大会開催6日目の1月10日、金正恩(キム・ジョンウン)氏を「朝鮮労働党総書記」に推戴した。
「党総書記」に就任
党大会では、「朝鮮労働党の偉大な指導者金正恩同志に最大の栄光を献げます」と題された党書記推戴についての決定書が採択された。ここでは、
「金正恩同志は主体的な軍事思想と絶妙な軍領導で共和国武力を不敗の革命的党軍、最精鋭強兵に非常に強化し、国家核戦力完成の歴史的大業を立派に実現してわが祖国を世界的な軍事強国に転変させた」
と、その軍事的指導力を称えた。さらに、
「金正恩元帥は非凡な外交知略と絶妙な対外活動で自主と正義、平和を守り抜き、国際政治流れをわが革命に有利に主導していっておられる」
とその外交的手腕も称えた。そして、
「朝鮮労働党第8回大会は金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)主義党の強化、発展と主体革命偉業の新しい勝利的前進のために、すべての代表者と全党の党員ら、全国人民と人民軍の将兵の一致の意思と願いを反映して金正恩同志を朝鮮労働党総書記として推戴する」
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