海外メディアが報じた「安倍元首相亡き後の日本」

Foresight World Watcher's 4Tips

執筆者:フォーサイト編集部2022年7月15日
安倍元首相の棺を乗せた霊柩車が出棺前に永田町を巡った(新潮社)

 

 安倍晋三元首相の銃撃事件から1週間が経ちました。今週は海外メディアが安倍元首相亡き後の日本の道筋について経済、安全保障、日韓関係の観点で論じた記事をご紹介します。フォーサイト編集部が週末に熟読したい記事4本です。

The legacy of Abe Shinzo will shape Japan's economy for years[Economist/7月14日付]

 安倍晋三元首相亡き後の日本はどこへ向かうのか──海外メディアでもこの点を問う記事が目立ってきた。タイトルにこそ「Abe」が謳われるものの、本文で主語として目立つのは「Japan」であり「Kishida」だ。

 英「エコノミスト」誌は「眼醒めよ、民主主義国家たち!(Wake up, Democrats!)」との特集を組んだ雑誌版7月16日号で4本の元首相関連記事を掲載。そのうち2本は、安倍外交の評価およびオーストラリアの元首相、ケビン・ラッドによる追悼記事だが、残る2本では“安倍後”の日本の金融・経済と外交が論じられている。

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