9月17日、沿海州水族館でイルカショーを観覧する金正恩(前列中央)。その左後ろに李秀容書記、崔善姫外相、朴泰成書記の顔も見える(『わが民族同士』HPより)
 

 9月17日付は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長がロシア極東のコムソモリスク・ナ・アムーレからウラジオストクに移動したことを報じた。クネビッチ軍用飛行場を参観したほか、太平洋艦隊基地を訪問している。いずれもセルゲイ・ショイグ国防相や海軍司令官が出迎えており、ショイグは午餐で「両国国防省間の親善と協調をさらに進化させていく意志」を披瀝した。その後の金正恩とショイグの会談では、「両国の兵力と国防安全分野の戦略的戦術的協同と協調、相互交流をさらに強化していくうえで提起される実務的諸問題」について建設的な意見交換を行ったという。

 夕方になるとマリインスキー劇場沿海州別館でバレエ公演「眠れる森の美女」を参観した。それまでの軍関連施設では軍幹部の随行が目立っていたが、公演には崔善姫(チェ・ソニ)外相のほか、呉秀容(オ・スヨン)党書記、朴泰成(パク・テソン)党書記らテクノクラートも同席した。

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