朝鮮労働党中央委員会第8期第9回全員会議の2日目、2024年は5カ年計画遂行の決定的な年だと述べた金正恩総書記(『労働新聞』HPより)
 

 12月26日から30日にかけて開催された朝鮮労働党中央委員会第8期第9回全員会議(総会)拡大会議について連日報じられた。27日付は、初日の26日に金正恩(キム・ジョンウン)総書記による「2023年の党及び国家政策の執行状況についての報告」が行われ、同年は「国力引き上げにおいても国威発揚においても共和国の栄えある発展行路に大きな足跡を刻んだ、名実ともに偉大な転換の年、偉大な変革の年」と規定されたことを伝えた。

 会議2日目の27日には金正恩が「綱領的な結論」を発表し、2024年は「5カ年計画遂行の明白な実践的担保を確保すべき決定的な年」だとして、農村振興、農業問題を筆頭に各分野の課題が提示された。「対外経済事業を拡大発展させるための方向性」も明示されたという。

 会議3日目の28日には、第2議題として「社会主義的施策執行で軽工業部門が責任感を高めることに対する諸問題」が挙げられ、金正恩が報告を行った。その冒頭で触れられたのは、「全国すべての生徒に質の良い制服とカバン、靴を供給することについての党政策の2023年執行状況」であった。さらに、第3議題で党中央検査委員会報告、第4議題で国家予算、第5議題で「党の領導的機能を強化するための一連の措置」、第6議題で組織問題(人事)が扱われたという。

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