国際テロ組織アル・カエダが世界各地にあるアメリカン・スクールやインターナショナル・スクールを標的にする計画を練っているとの情報がある。 パリの情報筋によると、十月初めにイエメン沖で起きた仏石油タンカー爆破テロ事件を捜査している仏当局は事件にかかわったとみられるアル・カエダのメンバー数人を尋問。そのうちの一人から、「欧米の子供たちが学ぶ学校を襲撃し、彼らを人質に取って、欧米当局に捕らわれているアル・カエダ幹部や要員の解放を要求する秘密計画が存在する」との供述を得たという。 さらに同情報筋は、中東や東南アジア各国にあるアメリカン・スクールやインターナショナル・スクールが標的にされる可能性が高いとし、その根拠として、これら地域の治安当局から最近相次いで、アル・カエダおよび同組織に同調するグループによる欧米系学校襲撃の情報が寄せられている点を挙げる。 ニューヨーク・タイムズ紙も先に、アル・カエダに関連するグループがインドネシアのジャカルタにある複数のインターナショナル・スクールを襲う計画を立てていると報じている。

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