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投稿者:toyokawa2013年12月09日20時49分
驚きの記事でした。こういう記事が読めるのでForesightはやめられません。

しかし、だとしたら、西側のジャーナリストはマンデラ氏の生前にどうして「中共によるチベット弾圧・虐殺をどう思うか」と問わなかったのでしょうか? 彼がどっちを答えても面白い記事になりそうな質問なのに。
投稿者:色空無2013年12月09日22時44分
中国がマンデラさんを大事にする理由はよくわかります。微笑んでくれた人物に最上級のもてなしをするのは、古代中国の時代からの中国の性癖です。共産党政権でも全く変わっていません。
わからないのは、あの偉大なマンデラさんが何故に人権無視の中国に傾倒するのか、ということです。マンデラさんの本当の見方はどうだったのでしょうかね。
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投稿者:UG2013年12月11日11時17分
中国がマンデラ氏をバックアップしてたのは、南アフリカに共産主義国家を作ろうとしていたから。単なる「友情」などというものではない。
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投稿者:nekosuki2013年12月11日11時46分
マンデラさんは人種差別の国南アフリカを今日の姿につくりかえた偉大な政治家としてあまりにも有名ですが、中国共産党が好きで、中国も彼を老朋友と呼んで、追悼ムードに包まれていることは意外でした。アパルトヘイト政策を跳ね返し、人権擁護活動に奔走してきたマンデラさんと人権に一番遠い位置にある中国の間に共通項を見つけることには困惑しました。

中国が昔から老朋友を大事にする国だということは理解できました。しかし、それだけのことでしょうか。共産党政権はマンデラさんの追悼を中国のイメージ好転のための好機ととらえて、マンデラ効果にあやかろうとしているように思われます。

中国が、マンデラさんから、人権に対する姿勢を学び取り、政策転換を図ろうとしているとは到底考えにくいことです。マンデラさんは中国を大きく評価しているということを喧伝したがっていることは明白です。

マンデラさんが、中国共産党のシンパだったという話はわが国の“進歩的文化人”を想起させます。共産党による革命を理想化し、自分の中に理想郷をつくりあげて、現実と虚像の区別がつかなくなった人たちのことです。

共産党は昔からプロパガンダに長けた集団です。被搾取者の農民や労働者を一つにまとめ社会を動かすエネルギーを結集するためには崇高な理念や巧みな戦術は必須でしょう。

しかし、プロパガンダには虚構や論理のすり替えが入りやすく、革命から時が経過すればするほど、権力基盤が確立すればするほど、プロパガンダの中身は歪められ、当初の理想と現実の乖離はますます大きくなって、社会の矛盾は隠しおおせなくなります。中国や北朝鮮を見れば一目瞭然です。

マンデラさんについては多くを知りませんが、私の推測では、彼の学びの中心は思想や理念に向けられたことはあっても、中国の現状についてはそれほど関心はなかったのでは、ということです。

もしチベットや新疆ウイグルの現実をつぶさに知れば、理想郷をもたらすはずの共産党理論のどこに問題が内在していたのか、そのような非人道的な帰結を招くことになった革命戦術のどこに落とし穴が隠れていたのかということに疑問を抱いたことでしょう。そのこともぜひ質問してみたかったことです。

中国がマンデラさんに厚いエールを送ったからといって、世界は中国をマンデラさんと同質、同等の賞賛に値する国とは考えないでしょう。