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日本人にとって"理念"とは建前であり、きれいごとを並べた非現実的なもの、大事なものは実利であり、臨機応変にその時の状況に応じて態度を決めていくことだ、理念とはそうした状況を粉飾するきれいな言葉に過ぎないと考える人が多いのではないかと思っています。明治維新と第二次世界大戦の敗北は日本人の基本的価値観を大きく変質させました。そのため日本人の文化的基盤、価値観の底辺に流れる精神的基盤は寄るべなき状態となり、国としてあるべき理念は?と問われた時、借り物の答し浮かばず、あるいは頭の中から搾り取ったきれいごとの答しか出てきません。少なくとも欧米社会では伝統文化と歴史から紡ぎとられた経験則の中から国はかくあるべしという理念がなるべくして醸成されてきたのでしょう。当然それは目先の利害とも衝突することもあるでしょうが、行き着いた先が民主主義、人権という共通価値と秩序というのも素直にうなずけます。日本人にとってはこれらは単なる建前としてのきれいな言葉にすぎないのか、それともしっかりと私たちの精神構造の底辺に住み着いているのか、大いに気になっているところです。
トランプ大統領の無軌道ぶりを憂慮するものにとってはgood newsです。トランプ大統領に盲目的に期待するか、忠誠を誓うか、といった判断基準ではなく、その政策が基本理念にかなっているか、経済や社会の実態にあっているか、というごく当たり前の基準で支持、不支持の判断がなされたということはなぜか新鮮に感じられます。同じ富豪でもアメリカ経済全体を視野に富の拡大(創出)を考える人もいれは、トランプ大統領のように目先の富をいかにかすめとるかに血眼になる人もいるのですね。アメリカの懐の奥深さを感じさせられます。
記事:加熱する「米中貿易戦争」終着点への懸念 2018年08月07日21時40分
貿易赤字の是正のための関税引き上げは、税率を引き上げても輸入量は変わらないという前提で成り立つものであるが、関税引き上げは物流の蛇口を絞るという意味が大きいので、赤字を減らすどころか経済の縮小再生産というマイナス効果をもたらすのがいいところであろう。このような馬鹿げたことを言い出すのも、勇ましく闘う姿を見せたいというトランプ大統領の身勝手な発想からでているに違いなく、世界経済、アメリカ経済全体にとってはマイナスでしかない。知的財産権侵害への対抗や経済的優位性のための戦略としてならもっと的を射た対策を考えるべきであろう。
記事:欧州が困惑する「米露」親密「米欧」亀裂 2018年08月03日15時31分
米国の姿勢はトランプ大統領だけのものか、あるいは米国民の意思が背後にあるのか。確かに党派のフィルターという分断要因は否定できないが、トランプ大統領には"分断"を増幅させるオーディオアンプ、あるいは特定範囲の文字だけを拡大させる凸レンズのような気質があり、そのために支持率が不支持率を下回りながらもアメリカの意思を代弁しているような"錯覚"を与え混乱をもたらしているのではないか。まして大統領選挙にまつわる疑惑もあるということを加味すると今日の状態はアメリカの大勢というより一過性の異常事態と見てもいいのではないか。希望を込めての話ですが。
コア支持層の意識に変化の兆しが出てきたとするなら画期的なことです。そもそもラストベルトの産業復興をどのようにするかということは長期的な視点に立って周到な産業転換を目指すくらいの構造的な取り組みが求められる問題で、トランプ大統領が口にするような対症療法的で付け焼刃的な対策では到底解決ができそうもない根の深い問題なのです。大統領のお声がかり一つで解決がつくような単純な問題であるなら、これまでこうも放置されずにいたのではなかったでしょうか。その反動もあってコア支持層の人々は妄信にも近い思いでトランプ大統領に期待をかけているようにも見えます。したがって、化けの皮が剥げるのも時間の問題であるように思われます。トランプ大統領が一刀両断に口にする移民政策、外交、安全保障の問題についても同じことが言えると思います。
トランプ大統領が口にする政策、対策の一つ一つについて冷静に考えてみれば、問題の根の深さと複雑さ、そしてトランプ大統領の指導力で乗り切れるような問題ではないことに、さしものコア支持層の人々も気づいてくるのではないでしょうか。そのようになってようやく根本的な解決策が考案され、取り組まれるようになるのではないかと思います。これは期待を込めての話です。現状のようにトランプ大統領の言葉に一喜一憂して事態がより深刻な状態に陥らないよう祈っています。
トランプ大統領になってからのアメリカの安全保障、通商問題を含め外交対応が車軸を狂わせたかのように暴走している現状は当の大統領に起因していることは言うまでもありませんが、与党共和党の無策(無能と言い替えてもいいのかも知れません。)にも大いに関連していると認識しておくべきでしょう。その共和党もことここに至ってようやく批判を口に出した感じです。これはさしもの共和党も正気を取り戻し始めたと見るべきなのか、それとも大統領に翻弄され続ける無様な党の姿を改めて見せてくれたということなのか判断に苦しみます。アメリカの政治は中間選挙を目の前に本来の知性を取り戻せるのでしょうか、それとも安易にポピュリズムに身売りしてしまうことになってしまうのでしょうか。
暴走するトランプ大統領にブレーキをかけられるかどうかは、共和党のみならす、民主党もその真価が問われることと思います。
ロシアに大見得を切ったアメリカが実はロシアの捕虜だったというのは実に滑稽な話です。トランプ劇場もここまで来ると単純に笑ってばかりもいられません。喜劇が転じて悲劇になるようではたまりません。こうした話はトランプさんとプーチンさんの間だけでやってもらえばいいのですが、そうはいかないのが悲劇の幕開けです。国際政治はもっとまじめにやって欲しいものです。
ロシア疑惑に関するトランプ大統領の発言で理解に苦しむことは、外国からの選挙干渉に対する鈍感さである。自らがロシア疑惑に関わっていたとしても民主主義国のリーダーであることを自認する立場からは表向きは選挙干渉に強い懸念と憤りを表明するのが尋常な政治家の行動様式だと思うのであるが、トランプ大統領にはそうしたことは微塵もない。正直だといえば正直なのであるが、このような人が民主主義国の代表ともいえる国の政治のトップとして君臨しているのが許容されているのであるから驚きである。
ましてトランプ大統領自身がロシア疑惑に関わっていたとするなら言語道断である。アメリカの政治制度・社会がこうした事態にどのように立ち向かうのか。これはひとりトランプ大統領云々だけの問題ではなく、こうした大統領を誕生させてしまった社会の病根に対する洞察も重要なことと思う。
過去から学ばないで直感と思い込みで交渉(外交と言えるか?)に臨むトランプ外交のつけは形を変えてトランプ大統領自身に戻ってくるように思います。トランプ大統領はスタッフから渡された約100ページの資料は読んでいなかったのではないか。対ロシア追加制裁の話はそうしたつけのひとつと言えるでしょう。「記憶する限り、米大統領による最も恥ずべき発言だ」(ジョン・マケイン上院議員)、「ロシアの選挙干渉は明白だ。それに疑いを持つべきではない」(ポール・ライアン下院議長)、「この発言にいちばん喜んだのはプーチン氏だ」(ボブ・コーカー上院外交委員長)等々の痛烈な批判が改めて印象的です。
プーチン大統領、トランプ大統領は与しやすしと読んだのでしょうが、あまりにも見え見えのその振る舞いと両者の関係、そのような手法で米露間の問題が雪解けに向かうとは思われません。ウクライナ問題は、微笑みを交わせば解消されるというような単純なものではありません。トランプ大統領も対症療法的な手法(ディール?)好みから早く卒業して、じっくりと問題の本質を見極めて取り組まなければ自らの墓穴を掘ることになってしまうのではないか。
「海洋」という言葉から連想するキーワードは「多様性」です。周囲を海に囲まれた日本は、単一民族、単一言語というイメージとは裏腹に古来から「多様性」には寛容な国(地域と言うべきか)であったように思う。日本は決して単一民族であったわけではなく、その起源は南方、北方から渡来した多様な民族が入り混んで今日の日本人を作り出している、また、言語もそれまで多様であった各地方の言葉を明治時代以降、標準語教育を通して北海道から沖縄まで通用する共通言語が形成されたとと聞いている。そもそも日本は多様性豊かな国であったのだ。南太平洋の諸国と親和性がいいのも容易にうなずけ層である。太平洋戦争という不幸な時代はあったものの、韓国や中国のように民族間の遺恨が今日まで重く引きずるようなこともないのもそうしたことが背景にあるのではないかと思っている。日本も南太平洋の島々の人々も共に海洋という共有の環境ももとで生きてきたのである。
この点、近年力を蓄えてきた中国の海洋進出はどう見るか。最近フィジーへの進出著しいという。南シナ海のほとんど全てが中国の領海だと言ってはばからない中国は「海洋」をどのように見ているのか。古来より多民族、多文化が同居してきた中国では本来「多様性」の尊重は生活の知恵であったのではなかったのではと想像しているが、近年の中国はちょっと違うようだ。「多様性」を排除して共産党の指導管理下で「単一性」を目指しているように見える。それが中国を復興させ、人々の暮らしを豊かにする道だとうそぶいている。南太平洋の島々はどのように映っているのであろうか。
北岡氏は、海洋国家として海洋の自由を尊重するためにはこれらの国への支援は大事であり、日本はアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドと協力して、海洋の自由を維持するために取り組まなければならないと訴えている。まさにそのとおりです。
泥縄式の政策展開に血眼なトランプ大統領、いずれその付けが自分のところに回ってきて首を絞めることになるのではないか。歴代の大統領はそうしたことも考えて奇抜な政策展開には慎重だったと思うが、トランプ大統領そうしたことをわかった上でのことか、それとも自己過信が強すぎるのか、はたまたツィッターを駆使すればそうした状況を作り出せると躍起になっているのか、いずれにしても混乱をもたらすこと必定で迷惑な話です。
対コロンビア戦を見た。これまで勝てなかった相手に果敢に攻める日本、リスクを取ってでも点を取りに行けと、大西監督が語ったとか。コロンビア戦では全員がこの気持ちで臨んだように見えて爽快だった。日本企業はどうか。リスクをとることをすっかり忘れてしまっているように見える。日本チームには海外で活躍している選手もたくさんいてゲームの勘所はしっかりと学んだ上で果敢に攻める。日本企業は海外経験のある社員が多いにもかかわらず守り優先の経営ばかりが目立ってしまう。やはり監督の采配、企業であれば経営トップの智力、胆力は無視できないほど大きいのではないか。経営者の選び方から考え直す必要があるのではないか。
トランプ大統領、またか、と呆れかえっています。予測不能というのがトランプ大統領の一側面ですが、こと人事に関しては一つのパターンが見えてきたようです。はじめは褒めちぎって登用した人材でも1年そこそこのうちには政策を共有できず、政権を去るというパターンです。トランプ大統領による人材登用の基準がいい加減であるためなのか、理念を持たずにその場の直感で政策展開を繰り返すトランプ大統領の政権運営の仕方に問題があるのか、それにそりを合わせて政権内に留まるということは気骨ある人であればあるほど難しい相談であって、マティス氏との亀裂はそうしたことを象徴する典型例にように思われます。
トランプ大統領についてはかねてから言われてきたことですが、国内の知性には耳を傾けない、歴史や先進事例から学ばない、批判には条件反射的に反発するなどで、政権スタッフには忠誠だけを求めるなど、およそ近代国のリーダーとしてはふさわしくない性癖のひとであることが最近より鮮明になってきたようです。こうした大統領、同盟国との関係を軽視する一方で強権国家に親近性を感じているようにみえるのは理性、知性よりもただただトランプ大統領の好みの発露でしかないのか。問題の本質を見ないで自分の気性にあうかどうか、現象面だけを取り繕うことにエネルギーを費やさざるを得ない政権運営、こうしたことの繰り返しは関係諸国のみならずアメリカ自らにも負の遺産を蓄積させることになるものと思います。、
トランプ大統領が目指しているのは非核化でもなく、アメリカの安全でもなく、自分は偉大な大統領なのだという自己顕示欲でしかないように思います。米朝首脳会談もテレビ映りに最大の配慮をし、今世界が注目する北朝鮮の金委員長と並んだ自分の姿にご満悦で、自分は歴代大統領とは違ういかに偉大な存在であるかを演出することを一番の目標にしているかのようで、一国のリーダー、国際政治のプレーヤーとしてのレベルの低さを見る思いです。
我が国でかって民主党政権が誕生したとき、自民党との違いにこだわりすぎたその振る舞いが思い出されます。オレはオバマ大統領とは違う、歴代の大統領とも違う、史上でもっとも偉大な大統領なのだ、とうそぶいて恥じないトランプ大統領、その口から出る矛盾だらけの政策にはへきへきさせられます。その矛盾さに気付かず、責任転嫁に知恵を絞る狡猾さには滑稽ささえ感じます。
ご本人はNSCでの検討、ポンペオ国務長官率いる専門家集団のアドバイスは、自分の直感とはあい入れない”邪魔な”存在、と考えているのではないでしょうか。このようにある意味アメリカを国際社会を危険にさらすことになる異常な状況が続いています。こうした狂気が世界に脅威を拡大させることにならなければいいがと案じています。
日本ではマンネルヘイムのようなリーダーはなかなか誕生しにくいように思われます。北岡さんが指摘されたようにマンネルヘイムが登場したフィンランドではソ連、ドイツの脅威の下で国民自らが危機意識を共有し、何が自分たちにとっての脅威なのかが明確に見えていたのではないでしょうか。マンネルヘイムのようなリーダーの下で結集し、何ができるのか対応を考えた。そのためマンネルヘイムに対する支持も大きかったのでしょう。それを成し遂げフィンランドが息を吹き返したときの国民の歓喜は交響詩「フィンランディア」のテーマになっています。
日本はと言えば、フィンランドのように国土が外国の侵略や蹂躙の下にさらされたという経験に乏しく、国民目線では誰が本当の敵であるか見えにくかったのではないか。国難を前にして我が国では党派間の争いに血眼になったり、国内事情に優先配慮して外交の方針や戦争方針が決められたりで、為政者も国民も真剣に外交、安全保障について考えることはなかった。幸いフィンランドのような歴史の熾烈さの中に置かれることもなく、戦後はアメリカの傘の下で平和な社会を享受できてきた。こうした先人の遺伝子は今日にも受け継がれているのか、マンネルヘイムのようなリーダー待望論は聞こえてきません。
腹を割って誠意をもって話し合えばわかりあえるはずだと能天気に外交を語り、軍備を整えること自体国を危うくすることになるのだと発想し、現実に目を向けないで身勝手な議論を展開する識者やマスコミが大手を振ってまかり通る、こうした日本人の心情はソ連やドイツの脅威にさらされてきた歴史を持つフィンランド人とっては理解しがたいことのように思います。平和ボケを貪り食う日本ではマンネルヘイムが登場する余地はないと言えそうです。だがそのようなことでいいのだろうかと北岡さんは警鐘を鳴らしているように思います。
記事:「トランプ化」がますます進む「共和党」 2018年06月22日12時23分
トランプ大統領への「忠誠心」重視、カルトのような状況に陥っているということが、共和党の現況を端的に物語っているように感じます。政党として何をなすべきか、どのように考え、どのような政策をとるべきかには無頓着で、ただただ我が身の保身が共和党政治家の行動様式の大勢になっているようで、次元の低下を感じます。一方で気骨ある政治家は去り、長期的視点からは、共和党にとっては決して望ましい状況ではないということはそのとおりです。共和党存亡の危機にあるという足立さんの末尾の言葉は深い意味を持っています。
米朝首脳会談で気を良くしたトランプ大統領はどれだけ周囲の話に耳を傾けることができるのだろうか。直感がディールの真髄だと自負してい、都合の悪い現実は直視しないようなところは"裸の王様"のようである。
共和党は保守派、穏健派、そしてトランプ大統領の3つに分断している様子が容易に想像できます。せっかく議会、ホワイトハウスを制しているというこの好機を生かしきれない共和党の脆弱さも感じます。こうした状態は共和党のこれまでの歴史でも潜在的な問題として常に存在していたのでしょうか、それとも近年見られる特異な現象なのでしょうか。トランプ大統領には共和党議員をまとめていく力はなさそうですし、政策面からの貢献も期待できそうにありませんので、下院議長に期待する役割の大きさは容易に想像ができます。それだけに三面楚歌、隘路に立たされたポール・ライアン下院議長の苦汁とその役割を投げ出したくなる気持ちはよく理解できるように思いました。
冷戦時代には鉄のカーテン、竹のカーテンという言葉がありましたが、さしずめこれから浮上するであろう西側と中国との分断線は、21世紀型の竹のカーテンというものでしょうか。社会主義思想から出発している中国の統治思想は国民と経済を国家権力の意のままに管理するという考えと手法から抜け出ることはできず、政治的アピール(姿を変えたプロパガンダ)でどのようなことを言おうとも、所詮、中国と西側は水と油のようなもの、二つの体制の間にはカーテンのようなものができてしまうことには必然性があるように思います。国家が情報や資金の流れを厳しく統制する中国には西側が入りにくく、対照的に中国は西側に入りやすい(情報や技術を模倣しやすい)という不均衡に西側は具体的な形で直面せざるをえないことが鮮明になってきた。貿易不均衡だけに執着するトランプ大統領がその本質にどれだけの認識を抱いているかは知る由もないが、米議会がようやくトランプを超える反応に傾いてきたということには大きな意味があるように感じられました。
会談の"開催"が目的化している感が否めません。会談の開催は現状追認になるということで実質北朝鮮の目論見通りとなるということを嫌いアメリカの歴代大統領は会談の"開催"自体を外交の重要ガードとして大事にしてきた。トランプ大統領は国内情勢への必要性からあっさりとこのカードを切ってしまった。軍事的手段の選択肢の可能性がほとんどなくなってしまい、かつ融和ムードが高まってしまった今ではますます会談に背を向けることは難しい情勢になってしまった。トランプ大統領にとってはあとは会談開催の成果をどのように演出するかということだろう。もともとは会談開催の有無がゲームの目的ではなかったはずなのに。
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