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投稿者:
nekosuki
2016年12月25日15時57分
市井の一般のニューヨーカー(いわゆる庶民)の目にはこの憂鬱なクリスマス風景はどのように映っているのでしょうか。また、トランプを支持した白人労働者層はこのきらびやかなトランプタワーの風景をどのような思いで見ているのでしょうか。アメリカンドリームの体現者たちがトランプタワーに集う姿を羨望の眼差しで見ているのでしょうか。それとも自分たちとは無縁の世界が期待を裏切って突然出現したという思いで見ているのでしょうか(見ることになるのでしょうか)。
それにしても支持者と支持された者とがこれほど違った別の世界に住んでいるというのは奇怪であり、驚きです。
トランプ政権はこれから、白人労働者の期待に応えるための産業政策(トランプ言うところのmanufactureの復興)を打ち出さなければなりません。閣僚予定者を一瞥するとウォールストリート寄りの政策は期待できても、産業の活性化に向けての具体策が見える気配はありません。メキシコに転出しようとしていた企業に政治的圧力(政治的利益)をかけて思いとどまらせるという荒業(対症療法的な対策)は採られたものの、このようなことで根本的な解決になるものではありません。永続性のある産業の復興は期待薄です。手柄話や自慢話は不要です。そして、地球温暖化は虚構だと言うあたりこの経験の胡散臭さを感じます。時計の針を巻き戻すような施策では産業の強化には結びつきません。暴言乱発を得意技とするトランプのことですから白人労働者層向けのスピーチ(言い訳)は準備していることでしょうが、経済の実態は嘘をつきません。
米国史上「最もリッチ」な閣僚陣を揃えたトランプ政権が白人労働者向けの公約実現を果たせるのか。また、ロシア利権と深い関係にあるトランプ政権が白人労働者の利益のためにどのような政策を準備するのか、お手並み拝見といきたいと思います。
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投稿者:
takeuyun
2016年12月25日20時09分
それにしても、トランプ人気はたいしたものです。本サイトに限っても、全般的に、タイトルに「トランプ」の4文字がある記事はコメントが多い傾向にあります。特に中国関連、日本の安全保障関連は読者のレスポンスが実に素早い!なるほど、マスコミにとっては何ともありがたい存在なんです。
これから4年のお付き合いですか。ニューヨーカーでなくても気が重くなってきます。
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投稿者:
AKBN23
2016年12月25日10時55分
「金持ちのトランプが金持ちたちから選挙資金を受けて」ですが、そのトランプよりもはるかに多くの選挙資金を集めたと言われるクリントンへの献金者名を数え挙げたら、やはり金持ちと大企業の名前が並ぶのでしょう。トランプは白人低所得者層に一応の配慮をするでしょうから、「泣き」を見るのは誰か?___クリントンに献金した層か、有色人層か__別の国か___日本でないこと祈りります。
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投稿者:
nekosuki
2016年12月31日14時04分
プーチンの行動様式について、フィオア・ヒル/クリフォード・G・ガディは、その著「プーチンの世界『皇帝』になった工作員」の中で、紹介しているらしい。それによれば、プーチンは外交においてもケース・オフィサー(工作員)であり、1対1で個人的な人間関係を構築する技法に長けているが、それは相手を対等の友人として尊敬しているからではなく、ロシアの国益にとって操作可能にするためのものだ、というのです。これを聞いてプーチンを絶賛するトランプがプーチンのあやつり人形のように見えてきます。
プーチンにとっては腐敗した私的利益を追求する政治家たちは利用価値の高い工作対象になりえるのだということです。例として、前ウクライナ大統領のヤヌコーヴィッチを挙げています。トランプがどのような考えを持っているにしろ、プーチンにしてみればトランプも工作しやすい対象と見ていることになります。
最近、オバマ大統領が行ったロシアによる米大統領選挙選へのサイバー攻撃に対する制裁措置に対して、プーチンは報復を見送ると表明しました。これに対してトランプは自国の情報機関の調査結果には耳をかさず、「素晴らしい対応だ。私は常にプーチンがとても賢いと知っていた!」と絶賛しましたが、次期大統領に就任する人の弁とは思えない異様な状態です。プーチンの対アメリカ工作は大成功、トランプはその術中にすっかりはまってしまった感があります。
トランプにとっての味方は歴代大統領が積み上げてきたアメリカという国ではなく、甘い言葉を投げかけてくれるプーチンと映っているようで、アメリカを分断し弱体化させ、ウクライナから目を背けさせることによってロシアの覇権を伸長させようと目論むプーチンにとってはトランプは格好の工作対象と映っているに違いありません。ロシアによる対アメリカ工作は見事に効を奏していると見えてしまいます。
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それにしても支持者と支持された者とがこれほど違った別の世界に住んでいるというのは奇怪であり、驚きです。
トランプ政権はこれから、白人労働者の期待に応えるための産業政策(トランプ言うところのmanufactureの復興)を打ち出さなければなりません。閣僚予定者を一瞥するとウォールストリート寄りの政策は期待できても、産業の活性化に向けての具体策が見える気配はありません。メキシコに転出しようとしていた企業に政治的圧力(政治的利益)をかけて思いとどまらせるという荒業(対症療法的な対策)は採られたものの、このようなことで根本的な解決になるものではありません。永続性のある産業の復興は期待薄です。手柄話や自慢話は不要です。そして、地球温暖化は虚構だと言うあたりこの経験の胡散臭さを感じます。時計の針を巻き戻すような施策では産業の強化には結びつきません。暴言乱発を得意技とするトランプのことですから白人労働者層向けのスピーチ(言い訳)は準備していることでしょうが、経済の実態は嘘をつきません。
米国史上「最もリッチ」な閣僚陣を揃えたトランプ政権が白人労働者向けの公約実現を果たせるのか。また、ロシア利権と深い関係にあるトランプ政権が白人労働者の利益のためにどのような政策を準備するのか、お手並み拝見といきたいと思います。