ノルウェー連続テロ事件、「専門家の部屋」に4本の新エントリ

執筆者:フォーサイト編集部2011年9月27日

 本日の更新記事は、渡邊啓貴さんの「『移民後進国』で起きたノルウェー連続テロ事件」です。77人の死者を出した無差別殺戮は、なぜノルウェーで起こったのでしょうか。第2次大戦後の復興時期から労働力として移民を受け入れてきたフランスなどの「移民先進国」と、1980年代以降、政策判断によって急激に移民が増加したノルウェー。悲劇の原因は、この違いの中にあるのかもしれません。

 「専門家の部屋」では、4本の新エントリ。

 「ソウル市長選まで1カ月 劣勢の与党陣営」(朝鮮半島、平井久志さん):10月26日に行なわれるソウル市長選まであと1カ月。来年の大統領候補にも擬せられる「韓国のビル・ゲイツ」安哲秀氏が支援する進歩陣営の朴元淳弁護士が、今のところ優勢です。

 「経済成長についてふたたび考える」(アフリカ、平野克己さん):「なぜイギリスが産業革命に成功したか」という問題について、「解」はまだ得られていません。経済が成長し始める起点のダイナミズムは、現在の学問だけでは解き明かせない何かを持っているのかもしれません。

 「北京と手を組む華人企業家たち」(東南アジア、樋泉克夫さん):中国当局は、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシアなど、ASEAN主要国を代表する華人企業家らを組織し、中国政府主導のビジネス・ネットワークを作ろうとしています。漢族による「熱帯への進軍」の一環です。

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