エジプト・クーデターの行方、「対北」で「日本外し」

執筆者:フォーサイト編集部2013年7月4日

7月3日(現地時間)にエジプトで起こった軍事クーデター。その動きを、池内恵さんが「中東の部屋」の3本のエントリでレポート・解説してくださいました。このクーデターで得をしたのは、主導権を取り戻した軍、復権を果たした警察、旧ムバーラク政権の支持層。しかし、国民の2割5分に強く支持されているムスリム同胞団は、今後、陰謀と街頭行動を全面的に行なうでしょう。エジプトは民主化のボタンを大きく掛け違いました。

ムルスィー退陣へ向け、軍の最後通牒の期限が迫る

「スィースィー将軍のブリュメール18日」を待ちながら

エジプト7月3日のクーデタ──乗っ取られた革命

 

本日の更新記事は、平井久志さんの「『対北』の基軸は『米中韓』へ(上)韓国を中国側へ押しやる『歴史問題』」です。朴大統領の就任後初の訪中でも、蜜月ぶりをアピールした中韓両国。対北朝鮮対策でも、「日本外し」が目立っています。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。