今朝のカイロの爆破、イタリア領事館を狙ったというよりは、カイロの都市交通の麻痺を狙ったのか?ガラー大通りが7月26日大通りと交差する場所にイタリア領事館がある。言葉で説明するのが難しいが、どちらも大通りの上に高架通りが走っている。カイロ中心部でナイル川を渡る橋は3本しかなくてそこに至る大通り・高架橋がボトルネックとなるのだが、そのうち二本がイタリア領事館前で交差している。北東にある空港から南にあるタハリール広場までの幹線道路で、誰でもここを通らないと動けない。東京でいうと赤坂アークヒルズのあたり、首都高速都心環状線と3号渋谷線が交わっているあたりとか、そんな印象でしょうか。こちらも大使館や外交団居住のマンションとかがある地域なのであった。主要な施設をポイントしてみました。外務省とか旧情報省(国営放送局)に行く方向でもあるし、国営新聞社が集まっているところでもある。もちろんホテルもある。目立つものとしてはラムセス・ヒルトン・ホテルがガラー大通りを下っていったラムセス広場にある。ラムセス広場からタハリール広場は一体となっており、その真ん中にエジプト(考古学)博物館がある。しかし最近はツアー客は中心部には泊まらないだろう。ただしラムセス広場からガラー大通りは必ずと言っていいほど通る。

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