トルコで反政府武装闘争を繰り広げてきたクルド独立派PKKは、関係の深いシリアのYPG(クルド人民防衛隊)が軍事的に台頭したのに触発されたのか、あるいは危機感を高めたエルドアン大統領の動きを牽制しているのか、対トルコ政府で対決姿勢を強めている。7月11日の声明で、トルコ政府によるクルド地域への軍関連の施設工事を攻撃すると警告。攻撃対象にダムが含まれているのが目を引く。軍の基地そのものを攻撃すると言ってはいないから表現が柔らかいというべきか、間接的ながら軍への攻撃を宣言しているのか。シリア情勢の変化がトルコのクルド問題に影響を及ぼし始めている。Kurdish militants to attack dam sites, saying Turkey violated ceasefire, Reuters, July 12, 2015.

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