ロシア・プーチン政権はウクライナ問題で欧米から孤立すると中国やBRICSに接近し、トルコに秋波を送ったりするが、アサド政権は数少ないロシアに頼り切った国として、捨てるわけにいかない対象。クリミアを経由してLPGを送ると漏らすというのは、クリミア問題でも中東問題でも影響力を発揮して偉大なロシア健在、とのイメージを醸し出すデモンストレーションとしての意味もあるのだろうか。

Exclusive: Russia plans fuel shipments to Syria from Crimea, Reuters, July 16, 2015. 

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。