エジプト・シナイ半島北部でまたも襲撃

執筆者:池内恵2015年7月19日

7月18日、エジプトのシナイ半島北部シャイフ・ズワイドの南方で、「イスラーム国シナイ州」を名乗る集団(旧アンサール・バイトル・マクディス「聖地エルサレムの護持者たち」)がエジプト軍のチェックポイント(Abu Refae security checkpoint south of Sheikh Zuweid襲撃、兵士5名が死亡。エジプト軍が掃討作戦を行い「イスラーム国シナイ州」39名が死亡。かなりの規模で衝突が生じている模様。

7月1日にシャイフ・ズワイドでは「イスラーム国シナイ州」が軍拠点を一時占拠し、エジプト軍の空爆を含めた攻撃で奪還、戦闘員205名を殺害(エジプト軍発表)するなど、大規模な戦闘が行われていた。また7月16日にはこの付近の海上でエジプト軍巡視艇がミサイル攻撃を受け炎上。シナイ半島情勢は依然として不穏です

UPDATED: Three soldiers killed, four injured in militant attack in North Sinai - Egypt army, Ahram Online, 18 July 2015.

39 militants killed in north, central Sinai: Egyptian military, Ahram Online, 18 July 2015.

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。