アルジェリアの北部のアイン・ダフラーで、7月16日に軍部隊が武装集団に襲撃され、11人 (13人、14人とする報道もあり)の兵士が殺害されたとの情報が18日の遅い時間に流れ始めている。

英語での第一報はこれか。

Algeria attack: Soldiers die in Islamist ambus, BBC, 18 July 2015.

英語のニュースでは詳細がわからないが、アラビア語のニュースも管制されている様子で(例えばアルジェリアの『ハバル』紙の18日深夜掲載の記事)、詳細は不明な部分が大きい。

19日になってからのAFPの報道はもうすこし細かい。やはり北アフリカはBBCよりもAFPが強いことが多い。AFPによればアル=カーイダ系組織「イスラーム・マグリブのアル=カーイダ(AQIM)」が犯行声明を出しているという。

Al-Qaeda affiliate claims killing of 14 Algerian soldiers, Yahoo! News (AFP), 19 July 2015. 

しかしそもそも事件の日付すらはっきりしない。事件が起こったのは「ラマダーン明けのイード・アル・フィトルの初日」とアラビア語ニュースでは書かれることが多いが、なぜか同時に木曜日(16日)夜とも記される。ラマダーン明け・イードの始まりは多くの国で17日だったはずだが。事件発生日を、16日、17日、18日とする記事がアラビア語では混在している。

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