パレスチナのガザ地区北部シャイフ・ラドワーンで7月19日朝、ハマースの武装組織カッサーム旅団やイスラーム・ジハード団の車が相次いで爆破された。現場に「イスラーム国」のシンボルマークが落書きされているなど、ガザを支配するイスラーム主義過激派の「老舗」の勢力に対して、新興勢力が「イスラーム国」に共鳴・呼応して挑戦している可能性がある。6月にはハマースの治安部隊と「イスラーム国」支持勢力が衝突していたという。

Explosions hit cars of Hamas officials in Gaza City, al-Jazeera English, 19 July 2015.

ガザで「爆発」といえば、かつて占領中は「ハマースによる自爆テロ」で、イスラエル軍撤退後は「イスラエルの攻撃ヘリによる空爆」だったのが、今やそのハマースを不当な支配者として攻撃する過激派が出てきたんですね。

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