7月20日、トルコ南東部シャンルウルファ県の、シリアとの国境の町スルチュで、文化センター前のカフェで自爆テロ。「イスラーム国」の関与が疑われている。

アル=ジャジーラの速報では最初10名死亡となっていたが、BBCの日本時間夜9時頃の速報では死者27名・負傷者約100名となっている。トルコのヒュッリィエト・デイリー・ニュースでも同じ。

At least 27 dead in suspected ISIL suicide bombing in Turkey's border with Syria, Hurriyet Daily News, July 20, 2015.

BBCは地図もあるので、位置をご確認。

Suruc explosion: Activists targeted in Turkey border town, BBC, 20 July 2015.

事件当時この文化センターでは、コバネの復興をめぐる催しが行われていた模様。その催しを誰がやっていたかというと、多くの英語記事ではsocialist youth groupがやっているとのことですね。それは何を意味するのか。Hurriyyet Daily NewsではFederation of Socialist Youth Associations (SGDF)だという。ただ、その後に、この文化センターはスルチュの自治体のもので、この自治体はクルド人政党としての性質が濃い左派のPeoples’ Democratic Party (HDP)の支配下にあるとのこと。

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