ムフスィン・ファドリーは二度死ぬ

執筆者:池内恵2015年7月23日

米国防総省が7月21日、シリア北部サルマダーで今月8日の空爆により、アル=カーイダの中核的なネットワーク「ホラサーン・グループ」の重要人物である、クウェート生まれのムフスィン・ファドリーを殺害したと発表した。なお、昨年9月のシリア空爆開始の直後にも、米国は「イスラーム国」だけでなく「ホラサーン・グループ」の標的を空爆し、一時はこのファドリーを殺害したと発表し、後に撤回していた

 

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