トルコがシリア北部の安全地帯確保で空爆、イラク北部PKKにも空爆
2015年7月26日
トルコの「イスラーム国」およびシリア・イラク北部への介入が本格化した。23日の南東部キリスをめぐるシリア国境越しの交戦と空爆、24日朝の国内での「イスラーム国」とPKK他クルド系組織の一斉摘発に続き、24日夜から25日にかけて、シリア北部の「安全地帯」を主張する範囲への空爆を行い、さらに対象を拡大して、イラク北部のPKKの拠点にも空爆を加えている。
「イスラーム国」との微妙な関係を続け、イラク北部・シリア北部でのクルド系組織の伸長とそのトルコ国内クルド問題への波及を恐れてきたトルコが、22日のエルドアン大統領のオバマ大統領との電話会談を受け、23日にはシリア北部への安全地帯構想への同意を受けたものとみられる。それを受けて24日夜の対シリア・対イラク空爆に踏み切った模様だ。
Turkey strikes Islamic State, Kurdish militants in drive for 'safe zone', Reuters, July 25, 2015.
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