速報。8月6日午後、サウジアラビア最南部のイエメン国境近くにあるアスィール州の州都アブハーで、「特殊緊急部隊」のモスクに自爆テロが行われ、13人15人とする報道も)が死亡したという。【追記:リンクの臨時ニュースは随時更新され、死者が15人、「イスラーム国」が犯行声明、などの情報が加わっています。日本時間8月7日14時現在】

Suicide attack targets security forces at Saudi mosque, al-Jazeera English 6 August, 2015.

今年1月から3月にかけて、イエメン最北部を拠点とするフーシー派が首都サヌア、そして南部の中心港市アデンを制圧して国連やGCCが支援するハーディー大統領を拘束(後に逃亡)したのに対して、サウジアラビア主導の軍事介入で奪還作戦が進む。サウジ主導の空爆の末、親サウジのハーディー大統領支持派民兵がアデンの港湾部をまず奪還し、UAEの地上部隊を含めた連合軍も上陸してこれに加わり、アデンの北方にあるアナド基地を制圧アデン県、ラヒジュ県、ダーレア県に沿って順次奪還しながら北上しているところだが【AP8月5日】、イエメン北部に接するアスィール州の州都で自爆テロが起きた。

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