サウジでMERS感染が拡大中 9月の巡礼(ハッジ)での拡大が危惧される
2015年8月21日
気になる情報である。
サウジでMERS(中東呼吸器症候群)の感染者が増えているという。
リヤードのアブドルアズィーズ国王医療都市の病院で、感染者46名を出したため緊急病棟が一時閉鎖されたという。
厚生省は8月9日から15日にかけて感染者21名と発表している。
怖いのが、イスラーム教の巡礼(ハッジ)で世界中から集まった巡礼者に感染し、それが世界に広がることだ。
イスラーム教のヒジュラ歴(太陰暦)でズール・ヒッジャ月8−12日の5日間にわたって執り行われる年に一度の大巡礼は、今年は9月22日前後と見られる。この時期に合わせて200万人程度のイスラーム教徒が巡礼を行い、そのうち130万人程度が外国から渡航してくる。
サウジは感染拡大を防げるか。
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