米シェール企業の勝ち残り組は筋肉質に

今後の原油価格はどうなるのか。サウジアラビアやイランやイラクなどのOPEC諸国、ロシアなどの非OPEC諸国の動きとともに、米国のシェール・オイルを算出する企業の動向が気になるが、ここのところの報道によれば、有力な企業はかなりしぶといようだ。原油価格が高い時は１バレル100ドルを超えていたものが、2014年から2015年にかけて劇的に低下し一時は１バレル26ドルまで下げたものの、多くの会社が生き残り、1バレル50ドルから60ドルを窺おうという価格快復期になって、息を吹き返しているという。

"With oil price near $50, resilient U.S. shale producers eye new chapter," Reuters, June 20, 2016.

...so far no U.S. producer that pumps more than 100,000 barrels per day (bpd) has gone bankrupt. The survival of these big producers partly explains why overall U.S. production has slipped only about 10 percent since peaking at 9.69 million bpd.

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