ここのところ続けて言及してきた紅海岸地域の安全保障問題、特にバーブル・マンデブ海峡の安全通航をイエメンの多くを制圧したフーシー派が脅かす兆しについて、続報である。

10月9日に続いて、10月12日にまたも、バーブル・マンデブ海峡に急派された米海軍艦船USS Masonに対して、フーシー派によるものとみられるミサイル攻撃が行われた模様だ。

度重なるフーシー派によるミサイル攻撃が、紅海の出入り口であるバーブル・マンデブ海峡の自由通航を公然と脅かすに至ったと米国が判断した場合、限定的な軍事的報復・懲罰措置が行われる可能性がある。

前回に続いて、米国のワシントン近東政策研究所に所属の海軍軍人らの分析と対処策の指南のレポートへとリンクしておく。

Cmdr. Jeremy Vaughan, USN, Michael Eisenstadt, and Michael Knights, "Attacks on the USS Mason: Principles to Guide a U.S. Response," Policy Watch 2706, The Washington Institute for Near East Policy, October 12, 2016.

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