昨日紹介したエコノミスト誌の地図にも記されているが、トルコはシリアとの900kmに及ぶ国境線に分離壁の建設を進めている。難民の流入や、PKKやPYD/YPGなどクルド系組織の戦闘員の流入を防ぐためである。トルコはこの壁を2017年2月中にも完成させるという。

 この動きは他のシリアと国境を接する国にも波及する兆しがあるという。

 トルコはシリア側に「安全地帯」を作ることを主張し、地上部隊も越境させているが、基本は既存の主権国家の国境線を固める政策を推進している。ただし、建設を担当する部局によると、壁は移動可能なもので、いつでも撤去できるという。

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