トランプ大統領が、5月10日に、訪米したロシアのラブロフ外相との会談の際に、最高機密の情報を伝えたとワシントン・ポストが報じて、またも大騒ぎになっている。報道によると、伝えた最高機密情報は、「イスラーム国」勢力によるラップトップ爆弾に関するものだったという。

これはリーク以外ではあり得ず、情報機関のトランプ大統領への不信を表すのだろうが、「同盟国に伝えている以上にロシア外相に伝えた」とされており、米政府職員がこれを明かすことは違法行為となる可能性が高い。しかし同時に、大統領には、機密を解除して開示する広範な権限があり、違法とは言えないものらしい。ワシントン・ポスト紙も次のように書いている。

"For almost anyone in government, discussing such matters with an adversary would be illegal. As president, Trump has broad authority to declassify government secrets, making it unlikely that his disclosures broke the law."

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