ギャラリーへのサインサービスも時間が許す限りぎりぎりまで応じる。それが野球ボールであっても。そんな人柄も人気の秘密だ(筆者撮影)

 

 6月15日から米ウィスコンシン州のエリンヒルズで開幕するメジャー大会『全米オープン』に、米ゴルフ界の国民的スター選手であるフィル・ミケルソン(46)が「出られない可能性が高い」ことを、先々週の米ツアー『メモリアル・トーナメント』の3日目に発表した。

「卒業式」か「全米オープン」か

「長女のアマンダがハイスクールの卒業式で総代スピーチをする。その姿を見に行きたい。だが、問題は卒業式が全米オープンの初日と重なることだ。卒業式はカリフォルニア(太平洋時間)の午前10時。それから(ウィスコンシンへ)移動となると、僕の初日のティタイム(スタート時間)がどんなに遅い時間だとしても、まず間に合わない」

 とは言え、世の中、いつ何が起こるかわからないから、現時点で「欠場」と確定はせず、大会開幕ぎりぎりまで出欠を保留し、卒業式で娘の晴れ姿を見守った上でスタート時間にも間に合うという奇跡が起こる小さな可能性に賭けてみるのだ、とミケルソンは言った。

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