北朝鮮問題をめぐって米中関係は微妙だが……(C)AFP=時事

 

24. テリー・ブランスタッド駐中国大使(70)

 トランプ大統領は2016年大統領選で勝利した直後の同年12月7日、ニューヨーク市内で開催された政治資金調達イベントで、中西部農業州であるアイオワ州の現職知事だったブランスタッド氏(共和党)を次期駐中国大使に指名し、同氏も受諾していた。

 この指名を受け、米議会上院本会議は5月22日、賛成82票、反対13票の賛成多数で正式に承認した。そして2日後の5月24日、アイオワ州知事の職を辞任した。

 州知事としての経験が非常に豊富である。1983年から1999年まで第39代アイオワ州知事を務め、その後、デモイン大学総長に就任。しかし、2010年に再度知事を目指し、2011年から2017年5月まで再び第42代アイオワ州知事を務めていた。知事として6期目を迎えていたが、今回、駐中国大使に承認され、すでに北京に着任している。知事の合計在任期間としては、米国の知事の中では最長となる20年以上を誇る。

 子息エリック・ブランスタッド氏は、中西部の接戦州の1つであったアイオワ州のトランプ候補の選挙キャンペーン責任者を務めていた。アイオワ州ではトランプ候補は一般投票で51.8%を獲得し、ヒラリー・クリントン民主党候補の42.2%を9.6ポイントも大幅に引き離して勝利し、大統領当選に大きく寄与した経緯がある。このため、今回の駐中国大使起用は論功行賞の側面もある。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。