田植えを終えた北朝鮮の水田 (C)時事

 

 7月3日から5日にかけ、「米朝『チキンゲーム』は続く」と題した短期集中連載を6回にわたってお読みいただきました。その最中の4日、北朝鮮はICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験を行いました。

 この連載について、読者の方よりあるご指摘を受けました。それは、7月4日早朝にアップロードした連載第2回の「北朝鮮『ICBM』技術は完成したのか」の中で、「北朝鮮は現在『田植え闘争』の最中」とした上で、「『田植え闘争』中はICBMの発射はないであろう」と記してあるが、まさにその当日にICBM発射があったではないか、というご指摘でした。

 筆者の記述が適切でなかったと思います。この点について、筆者として以下の通り弁明、訂正をさせていただきます。

グレーゾーンの挑発

 まず、筆者の原稿に問題があったのは、様々な情報を分析しながらこの原稿を書き続けているうちに日時が経過してしまい、適切な修正を怠ったことです。さらに本稿は提稿後、少し掲載が遅れました(編集部注・この点につきましては編集部の判断によるもので、筆者の平井さんには一切の責任はございません)。そして掲載途中の7月4日に北朝鮮がICBMを発射したことを受け、急遽、第6回目を全面的に修正、追記しました。

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