タイガーならではの復活に世界が喜んだ(C)AFP=時事

 

 中南米カリブ海の島国バハマで開催された「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」(11月30日~12月3日)で、10カ月ぶりに試合に復帰したタイガー・ウッズが目覚ましい回復ぶりを披露し、ファンや関係者を喜ばせた。

 今年2月に欧州ツアーの「オメガ・ドバイ・デザート・クラシック」を途中棄権し、4月に生涯4度目となる腰の手術を受けたウッズは、以後、長いリハビリ生活を余儀なくされて戦線離脱。8月末には医師から小技練習開始の許可が出されたが、9月末に開催された「プレジデンツカップ」の会見では、今後に関して「最悪の事態も考慮している」と引退さえ想起させる悲痛な面持ちだった。

 だが、10月以降はアイアン、ドライバーも振り始め、順調な回復ぶりを見せた。そして、ついに医師から試合出場へのゴーサインをもらい、待望の復帰戦となったのが、自身が大会ホストを務める「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」だった。

 初日を3アンダーで好発進したウッズは2日目には一時的に首位にも浮上。3日目の「75」が響き、優勝争いには絡むことなく9位で戦いを終えたが、364日ぶりに4日間を戦い切ったことは、スコアや順位以上の大きな収穫だった。

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