風の向こう側 (13)

米ゴルフ界注目アマ「金谷拓実」が実践する「リスクマネジメント術」

執筆者:舩越園子 2017年12月8日
タグ: 日本
エリア: 北米 アジア
タイガーならではの復活に世界が喜んだ(C)AFP=時事

 

 中南米カリブ海の島国バハマで開催された「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」(11月30日~12月3日)で、10カ月ぶりに試合に復帰したタイガー・ウッズが目覚ましい回復ぶりを披露し、ファンや関係者を喜ばせた。

 今年2月に欧州ツアーの「オメガ・ドバイ・デザート・クラシック」を途中棄権し、4月に生涯4度目となる腰の手術を受けたウッズは、以後、長いリハビリ生活を余儀なくされて戦線離脱。8月末には医師から小技練習開始の許可が出されたが、9月末に開催された「プレジデンツカップ」の会見では、今後に関して「最悪の事態も考慮している」と引退さえ想起させる悲痛な面持ちだった。

カテゴリ: スポーツ
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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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