「シェールブームは大げさ」と語る、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相(『フィナンシャル・タイムズ』HPより)

 

 1月25日の朝、時差ボケの頭でニュース検索をしていたら、サウジアラビアのカリド・アル・ファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が「IEA(国際エネルギー機関)はシェールブームを大げさに捉えすぎている」と語ったという見出しに遭遇した。『Financial Times』(FT)が日本時間午前6時頃に電子版に掲載している 「Saudi Arabia’s energy minister says IEA overhyped shale boom」という記事だ。サブタイトルが「We should not be scared, Khalid Al Falih tells Davos panel」となっている。

 そうだ、ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)で昨夜、エネルギー関連公開討論会があったのだ。

 FT記事に目を通してから、さっそく「New Energy Equation」と題されたパネル討議を観てみた。

 日本時間で1月25日1:15に開始したこのパネル討論会は、11月30日のOPEC(石油輸出国機構)/非OPEC合同記者会見の際、司会者から声をかけられ質問をした『CNN』のジョン・デフテリウス記者が司会をし、次の5人がパネリストとして参加している。

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