昨日夜に、サウジアラビアがエア・インディアのデリー・テルアビブ便に上空通過許可を出した、とするイスラエル・ハアレツ紙の報道を紹介しておいたが、直後にサウジアラビア政府がこの報道を否定している。

ハアレツの記事のタイトルも、続報を受けてタイトルが差し替えられている。

"Saudi Arabia Denies Report of Historic Approval of Flights to Israel Using Its Airspace," Haaretz, February 7, 2018.

当初は、先のエントリに記しておいたように"In Historic First, Saudi Arabia Allows Flights to Israel Over Its Airspace"というタイトルだった。 ただし本文は見たところ変わっていないようで、「もし上空通過許可が事実なら」と留保を加えながら、サウジ・イスラエル接近の兆候として論じている。

ムハンマド皇太子のテルアビブ訪問の噂もそうだが、イスラエル側がサウジの水面下でのイスラエル接近に関する情報を流し、表向きはサウジがこれを否定する、ということが常態になっている。

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