新潮選書「中東大混迷を解く」シリーズの第2弾を脱稿
2018年4月25日
ここのところ、「中東通信」欄の投稿が滞っていた。なぜかというと、本を書いていたからである。それも新潮選書の書き下ろしを。
本欄で日々に書いて考えていることを体系化し、構造化して1冊の本にまとめる作業を、定期的に新潮選書で行っている。
2度にわたる校正を先ほど終え、ほぼ著者の手を離れた。とりあえず出版の予告がてら、本欄への寄稿を再開したい。
書いていたのはこの本である。
池内恵『【中東大混迷を解く】シーア派とスンニ派』(新潮選書、5月25日発売予定)
おそらく「シーア派とスンニ派」「宗派対立」というテーマは、中東に興味がある人が、特に気になっている話題ではないかと思う。「シーア派とスンニ派」を切り口に現代の中東を読み解くと、何が見えて来るか?この問いを立てて、答えてみたのが本書である。
ご興味のある方は、予約しておいていただくと、発売日からそう待たずして読むことができる。
新潮選書では、フォーサイトの長期連載を基にした『中東 危機の震源を読む』と、「中東大混迷を解く」シリーズの第一作『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』に続く、三冊目となる。今後とも、フォーサイトの連載をベースにして、連動して選書などにまとめ、タイムリーに、読みやすい形で、中東に関する分析を届けていきたい。
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